【くしゃみ・鼻水・目のかゆみ】多くの女子を悩ませる花粉症対策!

【くしゃみ・鼻水・目のかゆみ】多くの女子を悩ませる花粉症対策!

冬も終わりに近づき、暖かい風が吹き始めると春の訪れを感じますね。しかし、春の訪れと共にやってくるのがスギ花粉です。一度なってしまったら、季節が巡るように毎年恒例になってしまうやっかいな花粉症。悩まされている女性の方も多いのではないでしょうか。
日本人の4人に1人はスギの花粉症と言われているの現代。なぜこれほど多くの方が花粉症になってしまったのでしょう。何とか根本的な治療となる方法はないものでしょうか。花粉症が増えた理由を探りながら、スギ花粉症の対策について見ていきたいと思います。

花粉症はどうしてこんなに増えてしまったのでしょう

花粉症はどうしてこんなに増えてしまったのでしょう

花粉の季節になると、マスクをしている姿があちこちで見られますね。今やマスクは女子にとって小顔効果のアイテムにもなるほどの人気ぶりです。
ところでこの花粉症ですが、実はここ10年で患者数がグンと増えている、といわれています。
花粉症が増えた理由については、いろいろと諸説がありますが、実は決定的といえる理由はまだ見つかっていないようなのです。

高度経済成長期に大量に植えられた杉が原因であるという説、食生活の欧米化が原因だという説、化学物質や大気汚染、ハウスダストなどの環境悪化が原因という説、ストレスが原因だという説など、花粉症を患っている方でしたら聞き知っているのではないでしょうか。

1970年代から急激に患者が増えた花粉症。その爆発的な増加の原因は、実は今のところハッキリとはしていません。そもそもアレルギーの原因とは、特定しにくいものなのです。

引用 日本の花粉症は高度成長期とともにやってきた!

 

昔はなかったと言われている花粉症ですが、実は…

また、これらの諸説とは別に、花粉症が増えた理由の1つとして考えられることがあります。それは、現在の花粉症に相当する症状が、昔は【花粉症】という名称で呼ばれていなかったということ。まだ花粉症という言葉がなかった時代、鼻の症状はアレルギー性鼻炎、目の症状はアレルギー性結膜炎と診断されていました。
ところが花粉症という言葉が普及し始めると、これら鼻・目の症状も花粉症として一括りにされるようになったため、統計的に花粉症患者が増加したと見られるようになったのでなないでしょうか。
こうした理由から考えてみると、昔は花粉症がなかったという表現は正しくないように思います。
※花粉症はアレルギー性鼻炎の中の一種なので、アレルギー性鼻炎=花粉症とは違います。

 

花粉症はアレルギーの疾患です!甘く見てはいけません

花粉症はアレルギーの疾患です!甘く見てはいけません
花粉症のつらさは、花粉症を患っている人にしかわからないものです。花粉症を発症していない方からみると軽く考えられがちなのが辛いところですよね。
症状も人により様々です。軽い方もいれば、重い症状に寝込んでしまうという方もいるほど。
花粉症から起こる合併症もあるため、花粉症程度、と軽く見てはいけないのです。

とはいえ、花粉症の症状が辛いから会社を休みたい、と言ってもなかなか良い顔はされないのが現実ではないでしょうか。なんだ、花粉症くらいで…と思われてしまいがちですよね。
軽い症状の方だと、くしゃみや薄い鼻水が出る程度で、生活や仕事にそれほど支障のない場合も多いのです。そういった方からしてみると、花粉症は大したことない、ということになってしまいます。
しかし、侮ってはいけません。重症化すると気管支喘息や副鼻腔炎などの合併症を起こしてしまうこともあります。酷い頭痛に寝込んでしまう、という方もいらっしゃることでしょう。
しかも、花粉の飛散時期は2月~5月と非常に長いため、あらかじめ対策を取っておかないと、長い期間苦しみ続けることになってしまうのです。

花粉症の治療のタイミングは? 何科を受診すれば良い?

2月頃に花がムズムズ、目のかゆみが出始めたら花粉症のサインです。ところが、花粉症は症状が出始めてからの対策では遅いのです。とはいえ、何もしないよりはましなので、内科や耳鼻咽喉科、眼科、アレルギー科、皮膚科など自分の症状に合った科を受診して適切な治療を行うようにしましょう。

花粉症の治療のタイミングは? 何科を受診すれば良い?

初めて花粉症になってしまった方は発症してから治療を始めるしかありませんが、毎年花粉症を発症している方はあらかじめ発症することが予想されるので、対策を取ることができますよね。
では、いつから治療を始めればよいのでしょうか。

花粉が飛散し始める2週間前くらいから、と言われていますがもっと早く始めても良いでしょう。
飲み薬などは、症状が出始める前から飲んでおくと効果が高くなります。かかりつけのお医者さんにご相談されて、花粉の時期になる前から早めに薬を処方してもらうと良いですね。

 

今は大丈夫でも、これから先も大丈夫とは限りません

花粉症のピークでも、不思議なくらい平気な方もいらっしゃいますよね。ところが、今はなんともないからといって、これから先も大丈夫とは限りません。
今現在、発症していなくても、これから花粉症を発症する段階にあると考えられるのです。

花粉症の人は、本来なら体に害がないはずの花粉やほこりなどの異物が侵入した時、それを害のある異物と認識して、異物と戦うためのIgE(アイジーイー)抗体を作ってしまいます。花粉を吸うたびに抗体を作り続け、徐々に体内で抗体がたまりますが、抗体の量が一定の水準に達するまでは症状は現れません。 IgE抗体がある一定の水準を超えて、さらに花粉を吸い込んだ時に初めて花粉症の症状が出現し、「花粉症を発症した」ということになります。

引用 花粉症になるまでの蓄積量があるって本当?

花粉症になる人ならない人の違いは、アレルギー素因を持っているかいないかによるのですが、このアレルギー素因を持っている方だと、今後発症する可能性が非常に高いと考えられます。それには、できるだけ花粉を吸い込まないようにして、発症するのを予防していくしかありません。

両親が揃って、またはどちらかが花粉症を患っている場合は要注意です。アレルギー体質は遺伝するため、親から子へ、そのまた子へ…というように引き継がれていくのです。これもまた、花粉症が増加している理由の1つかもしれませんね。
いつ発症するか分からない花粉症、今からしっかりと対策を立てていきましょう。

今は大丈夫でも、これから先も大丈夫とは限りません