◆女子は必見、おひなさまの結婚ジンクス
春の女の子のためのイベントといえば、雛まつりです。華やかなひな人形を飾って女子会というのも素敵ですね。
雛まつりは、季節のかわり目に災いをはらい女の子の健やかな成長や健康・子孫繁栄を祈願することを目的とした伝統行事として発展してきました。
女の子のための伝統行事というだけあって結婚に関する言い伝えやジンクスがたくさんあるイベントです。その中でも特に有名な物をご紹介します。
◆3月4日以降に雛飾りをしまうと婚期が遅れる
最も有名なジンクスといえるのが、このひな人形は3月3日のうちに片付けなければならないとした言い伝えです。
後に発展して4日以降も飾っていると婚期が遅れるというような、ちょっと怖いジンクスに発展しました。
日本はもともと農耕民族だったので季節感や物を上手に片付けることをが生活する上で重要だったことから、幸せな結婚をするには片付けや季節感に敏感である事が大切とされた考え方が起源とされています。
今では片付けが必ずしも結婚と結び付くことはありませんが、ズボラよりもマメなほうが本人も周りも得をするのはまちがいありません。
年に一度、古き良き時代の女性におもいを馳せて季節の飾りを大切に仕舞うということをしてみるのも素敵かもしれませんね。
◆右側に男雛を置くと亭主関白な夫と結ばれる
ひな人形は右側に男雛を置くのが一般的ですが、それは人形の工房が関東に多いためといわれています。むかし関西でつくられた雛人形には右に雌雛を置いていたものもあったようです。
これには諸説ありますが、政治が中心で男性優位の考え方の強い関東と、商業中心で他の地方より女性の地位の高い関西の違いが表れたものという説もあります。
このような文化の違いから、関東風に右に男雛を置く家は亭主関白の夫をもらうというジンクスがうまれたようです。逆に関西風の雌雛が右にくる置き方をする家は女性が強くなるのかもしれませんね。
◆ひな人形を大切にする家は経済的に困らない
日本では季節の行事を大切にする家は栄えるとされてきました。
特に結婚と結び付く事の多い雛まつりでは、ひな人形を大切にすることで家が栄えるとされ、昔は豊かな家庭ほど7段飾りの豪勢な雛飾りを飾っていたので、このようなジンクスが生まれたと考えられます。
近年では完全な7段飾りのひな人形をみるのは稀になりましたが、それぞれの人形に意味や凝った設定のある13体の人形や、細かい部分までに再現された小物はみていてあきません。
どのような雛飾りでも小さな人形や小物を丁寧にみがき、季節にあわせてきちんと飾る心の余裕や豊かさが良縁に結び付くこともあるのかもしれませんね。
◆日本の文化を楽しもう
昔からつたわる行事やお祭りは、わずらわしいこともありますが今でも使えるような知恵や気づきがあります。改めて古き良き日本の文化を楽しんでみると、ジンクスのとおり素敵な男性と良縁をむすべてしまうかもしれませんね。