立春を過ぎて、いよいよ新たなる春の到来であるが、このような時期には心が上向き、新しいことを始めたくなるものじゃの。
ある日起きると、いてもたってもいられず何かをしたくなることもあれば、誰かに会いたくなること、どこかへ行きたくなることもあろう。
それらはすべて、己の心の奥底から沸き立つ情熱ゆえ、あるいは上向く季節の波に乗らんと欲する、己の波長の上向きの変化によるものであればよいが、
実は、季節の変わり目は、魑魅魍魎の動きも活発となり、その影響でよろしくない方向へ誘われることもある。
では、今回はそのような、歓迎しかねる変化……「霊的な運気が下がっている」ときに起きる急激な変化を、３つあげていこう。
1. 急にホラーや残虐な映画やドラマが観たくなる、マンガが読みたくなる
物心ついて以来、サンタクロースはどうでもいいけれどオバケには会ってみたいと思うていたような、怪談話が好きな子供でそのまま成長したというおぬしであれば、特段気にする必要はなかろう。
が、それまではホラーは怖くて絶対に見たくない、血が流れたり、ニセモノと分かっていても死体が出てくるような場面は見られなかったにも関わらず、ある日突然そういったものに興味が沸いてしまう。そして、見てしまい、怖くともそれが楽しくなり、さらなる刺激を求めてより怖い、残虐と言われる作品を求める……。
これは、いわゆる「憑依」によるもの。おぬしを通じて生前の恨みを晴らそうとする何かが関与してきているからやもしれぬ。
憑依、というてもわしが普段から言うておるように、死者の魂がそのまま取り憑くのではなく、生前に発した「念」が彷徨うているのを拾ってしまったからであろう。あるいは魑魅魍魎の類であれば、やはりおぬしにくっついている可能性もある。
しかし、ホラーや残虐シーンを非常に好むようになり、己で「なんだかおかしい」と気づけたならば、すぐに気持ちを切り替えて、明るい時間帯に行動し明るいことを考え、明るい映画やドラマに触れるようにすればすぐに妖（あやかし）は離れていくであろう。
より強力な霊的強化法は、オネエの記事であるがこちらに具体的な方法がある。あとは、記事末のわしの他の記事を参照くだされ。
2. 誰かの悪口を言いたくなる、意地悪や無視をしたくなる
うっかりこれをやってしまうと、せっかくそれまで良き生き方をして貯めた徳も、風水やその他を心がけて上げた運気も台無しとなる。
これは、おぬし自身に仇なす存在のそそのかしによるものである。主に、いわゆる「生霊」であることが多い。といっても、これも１．と同じく、霊魂そのものではなく、誰やらの念が飛んできたものじゃ。さきほどと同じく、心を明るく保ち、生霊と己の心の周波数を変えてしまえば、自然に離れていくか、念がつきまとうていても、受信せずに済む、つまりは影響を受けずに済むはずじゃ。
3. 性的衝動に駆られて決まったパートナー以外と関係したくなる
決まったパートナーもおらず、フリーなおぬしであっても、このような霊的な罠にはまる可能性はゼロではない。
普段は運命の人が出てくるまでは貞節を守らんとする淑女であっても、ふと「誰でもいいから」「寂しさを埋めたくて」といった誘惑に駆られて、そこで留まらず、行動してしまう……。
これは、いわゆる「色情霊」というやつの仕業じゃ。これもまた、やはり漂う「念」の一種、あるいは魑魅魍魎のいたずら。このような悪因縁で結ばれる相手とは、結ばれてすぐに後悔するか、時期を待たず後悔する結果となる。暴力男、訳ありを惹きつけやすい。男女仲の未練の念を残しあるいは肉欲に溺れて死んでいった者の念は波動が非常に低く、それを受信するのは、低い境涯にある異性しかおらぬゆえな。
もし、恋人や夫がいて、２人の仲に割って入ろうとする邪な誰かがいるならば、そやつの念が飛んできていることもあろう。
解決策は１.２．と変わらぬ。
万が一、心当たりがあるようであれば、すぐに最近の行動や心情を見直して、心の境涯を高めて魑魅魍魎や悪想念とは縁を切ることじゃ。
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