恋がなかなか進展しないとき~永すぎた春に幸せは訪れる?【鑑定室日記_case.2】(ページ2)

草食系男子なんていう言葉が登場してからもうずいぶん経ちますが、実際に草食か肉食かはさておいて、シャイな男性というものは確かに存在しますね。

ただ、「シャイだから恋愛にはあまり積極的になれない」のかというと、実はそうでもないと感じることも度々です。どんなに恋に不慣れで恥ずかしがりやの男性でも、本当に気になる人が出来たときは、やはり動かずにはいられないものではないでしょうか。

 

恋がなかなか進展しないとき~永すぎた春に幸せは訪れる?【鑑定室日記_case.2】

 

私は心理学の専門家ではないので「男性が○○をしたら脈ありのサイン」などと断言することは出来ませんが、カードを見ていて感じることと、ご相談者様が想いを寄せる彼が実際に取る言動とはちゃんと連動しているように思います。

占い鑑定の現場において、「脈ありだと思える彼との恋がなかなか進展しない」というご相談をお受けすることも多いのですが、その中には彼の態度をどう受け止めたらいいか、意外と判断に苦しむケースもあったりします。
そこで今回は、そんなケースの中でも比較的多かったパターンをご紹介させて頂きたいと思います。

 

 奥手で優しい職場の彼にずっと片想い――B子さんの場合

※ここでは実在する人物ではなく、複数のご相談をひとつのモデルケースとしてまとめてご紹介しています。

例えば、とても照れ屋の職場の彼に二年近く片想いをしているB子さんの場合。B子さんは、過去に酔った勢いで彼に告白したことがあるそうですが、「今はまだ恋愛とか結婚とかは考えられないから」という理由でフラれてしまったとか。

とはいえ今でも気の合う仲間同士でよく飲みに行ったりするし、彼とは帰る方向が同じなので家の近くまで送ったりもしてくれます。何でも率直に話せる間柄だということで、「ふたりが付き合っていないなんて考えられない」と同僚にも不思議がられるそう。

 

  奥手で優しい職場の彼にずっと片想い――B子さんの場合

 

カードを展開してみると、“まだほんの入り口”“着実に関係を築いていっている最中”といったふたりの関係性がクローズアップされています。
つまり、B子さんと彼との仲が恋愛に発展する可能性は、ゼロではなくてむしろ高い方。けれども彼の言葉にまったく嘘はなく、今すぐ付き合うといった答えを求めても期待外れです。

 

 待つべきか、それとも諦めるべきか

このタイプの彼の場合、“結婚につながる恋以外には手を出さない”という信念を持っている可能性もあります。彼にとって恋愛は一生モノであり、真剣に自分を想い続けてくれるかどうかがひとつの判断基準になっているようです。
奥手であるのは確かですが、ただ単にシャイなだけではない様子。意外にも「意思のしっかりした堅実な人」だと言えるのではないでしょうか。

 

長期戦を覚悟で臨むなら、恋人になれる可能性は飛躍的に上昇するかもしれません。その代わり、時間がかかることに焦って気持ちが揺らぐのなら、“それは本当の愛情ではない”と判断されてしまうかも。
彼にはおそらく、「本当に生涯を共にするにふさわしい相手なのか」を見極めるための時間が必要なのでしょうね。一方、待ってみても必ず付き合えるという保証はない。だからこそB子さんは、長い片想いを今後も続けるべきかどうかで悩んでしまうのです。

 

  待つべきか、それとも諦めるべきか

 

男性には「種の保存本能」があるとも「狩猟本能」があるとも言われていますが、様々な恋愛模様を見させて頂くと、確かにそれは事実なんだろうなと思います。
アプローチの方法に違いはあれど、どんなにシャイな男性でも、気になる相手に対してはちゃんと自分から行動を起こしているようです。

 

B子さんが片想いしている彼は、ちゃんと送ってくれるし相談にも乗ってくれる。でも、一旦フラれている以上、「想い続けていればいつかは報われる」とは言いにくいものがあります。
彼はきっと、いわゆる“お試し期間”として女性と付き合うことが出来ない真面目な人。本気で好きになってからでないと交際には踏み切れないのかもしれませんね。

そして今現在B子さんに対して何もアプローチがないのであれば、すぐに恋愛関係に移行することは難しいように思います。ただし彼がB子さんへの恋心を自覚したときは、過去に断ったとはいえ、今度は「自分から」交際を申し込んでくるはずです。

 どちらに転んでも全てはALL OK!

待ち続けてもなかなか芽が出ない恋の場合、どこで線引きをするかはかなりの悩み所です。特に妙齢女子の場合、「早く結婚して子供を産みたい」という気持ちとのせめぎ合いが続くかもしれません。

たとえじっくり型の彼だとしても、“本当に結ばれるべき相手”ならば必ずいつかはそのタイミングが訪れます。逆に言えば、諦めるか想い続けるかに関わらず、「結ばれるべき縁は必ず結ばれる」のだということです。

全てのタイミングは完璧に決まっている訳ではなく、私たちの気持ちや行動次第で時期が伸び縮みしたりします。
ですから「実らぬ恋に時間を費やして婚期を逃してしまったらどうしよう?」などと心配する必要はありません。もしも彼がその相手でなかったとしても、本当の相手はちゃんと後から現れてくれますから。

 

  どちらに転んでも全てはALL OK!

 

守護霊さまや指導霊さまのような天上界の存在にとって、数年間程度の時間を操ることなどはお手のもの。ゆうに10年くらいは遡って「出逢いのタイミングを仕掛ける」こともあるそうです。

その恋が実るかどうかより、「その人を愛したことで得られる気づき」をしっかりと味わうこと――長期間に渡る恋の場合、そこに本来の目的があるのかもしれません。もしもズルズルと想い続けてしまった場合、それ自体が“ひとつの学び”だという可能性さえありますよ。もちろん、永い春を乗り越えて結ばれるカップルだって少なくないでしょう。

 

いずれにしても、決断のタイミングを逃したために人生が狂ってしまうようなことはないのでご安心を。「その人を愛した」ということを決して後悔しないように、どうぞ安心して納得のいく恋をしてください。
誰もがみんな、いつかは収まるべき場所に収まるはず。それを信じて一生懸命に日々を過ごしていって頂けたらと思います!

ABOUT この記事をかいた人

夕貴

波乱万丈人生を乗り越えてきたからこそ言える、天界のサポートと幸せの法則。 星とタロットからインスピレーションを受け、ミディアミスティックな視点から迷える子羊たちにエールを送ります。 命短し恋せよ乙女!いつかふり返った時、あなたの「今」がキラキラ輝く宝物となっていますように。