日本の風情を醸し出す和柄には、温かみのある風合いのものや、個性的な不思議な柄まで数多くありますが、それぞれには素敵な意味があり、魅力のあるものばかりです。
古（いにしえ）の人々は、それらの和柄に幸せの祈りを込めていました。
例えば、麻の葉という和柄は、麻がまっすぐにすくすく育つことから、この様子にあやかり、赤ちゃんに麻の葉文様の産着を着せるようになりました。
青海波（せいかいは）という、波のうねりを連続して描いている和柄には、平穏な波のように、人々の生活が穏やかであり続けますようにという願いが込められています。
また、矢羽根をモチーフにした矢絣（やがすり）という柄は、魔をはらうという意味があり、射た矢は戻ってこないことから、結婚の際に持たせる縁起柄ともされるようになりました。
このように、和柄には色々な意味があり、中には運命の出会いを引き寄せてくれるような縁起の良い意味を持つ柄、恋愛運、結婚運を高めてくれるパワーを宿している柄もあるのです。
現代の私たちも、そのような素敵な和柄の意味を知り、ぜひとも毎日の生活の中に取り入れて、和柄に宿っている秘められたパワーで、願望成就に役立たせたいですね。
１．恋愛運アップの和柄
○朝顔＝「固い絆・深い愛情」
朝顔の柄は、しっかりとツルが巻き付く朝顔は、固い絆・深い愛情という意味を持ちます。
花言葉は「私はあなたに結びつく」と言われています。
このような意味をもつ朝顔の柄は、女性の美しさを引き出し、人を魅了する効果があるとされ、長年愛されてきました。
こんな素敵な意味を持つ朝顔の柄の小物や着物を身に着けて、女性としての魅力を高め、恋愛運をアップさせるパワーをもらいましょう。
○撫子（なでしこ）＝「美」「優雅」「笑顔」「愛される」
大和撫子（やまとなでしこ）という言葉の由来となっている撫子は、日本女性の内面の美しさ、純愛をあらわす花、愛され効果のある花とされてきました。
形状が小さく可愛らしい花であるため、「我が子を撫でるようにかわいい」という意味を込めて名付けられた撫子の和柄には、愛情を豊かに育む・愛されるという思いが宿っています。
片思い女子に特におすすめ。好きな人から愛されたい人は、ぜひ、撫子の和柄を身に着け、撫子に宿るパワーをもらいましょう。
○ふみ柄（ふみ文）＝「良縁を引き寄せる」
手紙を細長く折りたたみ、ひとつ結びにした形状のモチーフ。
「結ぶ」という行為には「縁を結ぶ」という意味が込められています。
運命の出会いを引き寄せたい、良縁を望んでいる人は、ぜひ、ふみ柄の小物や着物を身に着け、ふみ柄に宿るパワーをもらいましょう。
○ツバメ＝「恋を運ぶ」
渡り鳥であるツバメは、昔から恋を運ぶと言われ、恋の使いとされてきました。
ツバメ柄の着物や小物を身に着け、恋愛運をアップさせ、素敵な恋を運んできてもらいましょう。
○トンボ＝「勝負に打ち勝つ 必勝」
トンボは、前にしか進まない、後ろ向きには飛ばないことから、武士の間で「勝ち虫」と呼ばれ、武具の文様として尊ばれていました。
もし、あなたに恋のライバルがいるのなら、ライバルに勝ちたいですね！
彼との恋の勝ち組になるために、トンボの和柄に宿るパワーをもらい、彼との恋を実らせましょう。
また、仕事や勉強、スポーツでのライバルに打ち勝ちたいと思っている人、自分自身に勝ちたいと思っている人も、ぜひ、トンボの和柄に宿るパワーをもらい、勝運を運んでもらいましょう。
２．結婚運をアップさせる和柄
○蝶＝「ずっと続く」
蝶は、生涯同じパートナーと過ごす生態があることから、「恋愛が長く続く」「幸せな結婚生活が続く」という意味があり、夫婦円満の象徴とされてきました。
ですから、浮気防止にもパワーを発揮します。
また、中国では、「蝶」（ちょう）の発音が、「長」（ちょう）と同じことから、「長命」を表す意味もあります。
このように、夫婦円満や、ずっと仲良くいられるというハッピーな意味だけでなく、長生きという意味もあわせ持つ蝶柄の着物や小物を身に着け、蝶柄に宿っているパワーをもらいましょう。
○牡丹（ぼたん）、芍薬（しゃくやく）＝「幸福」「富貴」
牡丹や芍薬は、幸せや富、女性の美の象徴とされてきた花です。
昔は、上流階級の人が身に着けていました。
小さなつぼみから、大輪の花を咲かせることから、身に着けると、幸福祈願になると言われている花です。
幸せになるために、牡丹や芍薬の和柄に宿っているパワーをもらい、結婚運をアップさせましょう。
いかがでしたか？
和柄には、あなたの願いを叶える、不思議なパワーがあるんですよ。
お気に入りの和柄を、毎日の生活の中に取り入れて、あなたの願いを叶えてください。
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