前編【芦屋道顕】私だけなぜ?すれ違う人に「咳・くしゃみ・鼻すすり・舌打ち」などをされる理由【現在の呪】

前編【芦屋道顕】私だけなぜ?すれ違う人に「咳・くしゃみ・鼻すすり・舌打ち」などをされる理由【現在の呪】

今回は、

通りすがりの見知らぬ他人に、なぜか自分だけが「咳をされる」「くしゃみをされる」「舌打ちをされる」「ブツブツと文句を言われる」といったお悩みを抱えている女子の「なぜ、私だけ?」そして、なぜそんな目に遭うのか……といった話じゃ。

■「すれちがいざま○○される」はいつ頃から始まるのか?

ずいぶん以前、わしが中学生の頃からこういうことを言う女子はたまにいたのじゃが、当時はすっかり思春期で自意識過剰なのであろうと気にも留めていなかった。

また、その女子達の話を聞くに、電車通学をしていて電車内でたまたま隣の席になった人が、急に咳を始めたり、くしゃみを始めたりといったことばかり。

ゆえに、もし「他人が自分のそばにくるとなぜか咳をする」訴えが本当だとしても、近距離通学をしている女子より、遠距離で電車のように多くの人が集まる場に身を置くからこそ、そのように咳をされる機会も増えるのであろうと。

しかし、大人になってからもこういった話はその後さまざまな機会に耳にするようになり、何か理由があろうと思うてな。

■他人が私とすれ違うときだけ「不快さ」を態度に出す理由とは

さて、ここからの話は、まだ青二才のわしが、そういった事象の「原因かもしれぬ」と勝手に推測していることであって、わしは医者ではないので医学的にも心理学的にも根拠がないことなので、それをどうか、理解してくだされ。

では、まず「一般論」からじゃ。これまでも他人に相談したならば、これをさんざん言われてきて、またかと思うであろうが、おぬしが知りたい話の前に、一応のこと挙げておくぞよ。

1.他の人より自分が神経質だから

恐らく、毎日徒歩の生活だけしていても何十人かとはすれ違い、電車通学や通勤をしていればそれこそ何百人とすれ違っているはずじゃ。

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本来であればおぬしだけでなく、他の人々も、一日のうちに近くの人が咳をしたりくしゃみをしたり、機嫌が悪ければ目が合っても嫌な顔をしてすぐに顔をそむけたり、場合によっては心ない言葉を吐かれたりもしておろう。

が、皆はそこまで気にしておらず、気付いていない。「私だけなぜか咳をされる」と思うおぬしは、周囲のちょっとした行動に敏感であるがゆえ、気になってしまい、記憶にも残るのじゃ。

「私はすれ違いざまに、咳をされるなんてことめったにないよ」というおぬしの友人は、そもそもおぬしよりも他人とすれ違う機会の少ない生活をしているか、咳やくしゃみ、鼻すすりをされようと、小声で罵られようと、気付いていないだけかもしれぬぞ。

2.思い込みである

さて、これを言われるのはとても不快であろう。しかし、一般論として、そして……わしは精神的な問題について専門知識は持っていないゆえ、あくまで聞きかじりの話となるのでご容赦いただきたい。

しかし、本当はおぬしとすれ違いざまに、おぬしを不快にさせる目的や、おぬしがそばにいることが不快だという意思表示で、狙って咳やくしゃみ、鼻すすりをしたり、おぬしの容姿を馬鹿にするつぶやきをしたり、そういった人物は実は存在していない可能性もあるそうじゃぞ。

すれ違った見知らぬ誰かが、本当は何もしていなくとも、咳をした、鼻をすすった、舌打ちをした、などと思うてしまうのは、おぬしがその相手を不快にさせているからではなく、おぬしが「私は他人を不快にさせている」と思ってしまっているから……かもしれぬ。

例えば、思春期以降の女子には、自分の身体が放つにおいを気にしてしまい、決して匂ってなどいないのに匂っていると思ってしまう自己臭恐怖症などもあるそうじゃの。

これは、精神分野の専門家……心療内科などが最近はずいぶんあちらこちらにできておるゆえ、相談してみるのも良いかもしれぬぞ。

……さて、ここからは医学や科学では解明できず、恐らくは周囲に話してもあきれられるであろう未知の世界、オカルト的な話じゃ。

3.霊的バリアが弱り、知らぬ間に不快の「はけ口」にされている

ゴミを捨てようと思うたら、普通の人はゴミ箱を探して捨てる。しかし、マナーのなっていない人々は、ゴミ箱を探さず、街中に平気で捨てることがある。

しかし、そんなマナーのなっていない人々でも、高級ホテルの広々として清潔なロビーの床には、さすがに捨てぬ。しかし、下町の路地裏の、元々ゴミが散らかっているような場所に差し掛かれば「ここならいいだろう」と気軽に捨ててしまう。

おぬしがもし、町を歩いていて「私だけに」他人が不快な反応を示す、それが思い込みではなく事実だと確信しているのであれば、もしかすると、霊的なバリアが弱って、この「ゴミが散らかった路地裏」のように、マナーの悪い輩を引きつけてしまっているのやもしれぬ。

ある男がおぬしの前方から歩いてきていて、鼻がグズついていて、今にもくしゃみをしたいとする。

おぬしより少し前を歩いている女性は霊的なバリアが強いため、男はその女性とすれ違うときには「鼻水飛ばさないでよね!」という霊的なメッセージを無意識のうちに受け取り、無意識のうちに自制する。

しかし、その後、おぬしとすれ違うときにはそのようなバリアが弱いゆえ、男には決して悪気はないものの、無意識が「今ならくしゃみしても平気だぞ」と許可を出し、くしゃみをしてしまうのじゃ。

霊的バリアはなぜ弱るのか・強めるには

この霊的バリアの強弱は、己の自尊心の強弱と比例するゆえ、一番良いのは己を愛し、誇りを持つことじゃ。

しかし、もし、この3番目がピンとくるようであれば、いきなり「自尊心を持つ」と言われても、難しいやもしれぬ。自尊心を持とうとしていても、日々、通りすがりの人にゴミを投げつけられるような気持ちになっていては、なかなか己を心から愛するのも難しかろう。

しかし、その場合の改善策は「形から」整えていくことじゃな。これは後編で話すゆえ、しばしお待ちくだされ!

2016/7/28後編が公開されました⇒後編【芦屋道顕】「私だけ見知らぬ人に咳やくしゃみ、鼻すすりされる」に勝つための「霊的バリア」と強化法とは


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